作家プロフィール

岡本かの子

(おかもと かのこ)1889年(明治22年)3月1日 - 1939年(昭和14年)2月18日、享年49。東京都出身。跡見女学校卒。小説家、歌人、仏教研究家。本名カノ。

漫画家・岡本一平と結婚し、芸術家・岡本太郎を生んだ。小説家として実質的にデビューをしたのは晩年であったが、生前の精力的な執筆活動から、死後多くの遺作が発表された。耽美妖艶の作風を特徴とする。私生活では、夫一平と「奇妙な夫婦生活」を送ったことで知られる。
1933年頃から小説の指導を受けていた川端康成の紹介で文壇に発表し、作家的出発を果たす。1936年6月、芥川龍之介をモデルにした『鶴は病みき』デビュー。パリに残した太郎への愛を、ナルシシズムに支えられた母と子の姿で描いた『母子叙情』、自由と虚無感を描き、当時の批評家に絶賛された『老妓抄』、女性が主体となって生きる姿を、諸行無常の流転を描いて確立させた『生々流転』などが代表作。

P+D BOOKSの作品

波乱万丈な“女の生涯”を耽美に描いた巨編

生々流転

岡本かの子

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